履歴書・職務経歴書「書き方」で印象はこんなに変わる

第二新卒の採用は意外と積極的

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第二新卒というのは企業を1~3年程度でやめた人のことを言います。いわゆる既卒も第二新卒として扱われますが、既卒は就職できなかった人も含まれるので第二新卒の方が定義は狭いです。いずれにせよ、企業は思いのほか第二新卒の活躍を期待しています。これは営業職でも事務職でも一緒です。

確かに営業職の方が人員の流動が多そうですが、事務職も職員が欠けてしまうことはあります。しかし、事務の仕事は採用枠に比べて募集が多い傾向があるのでしっかりと対策することが大事です。

ところで、「企業をすぐにやめてしまった人」は印象が落ちてしまうように見えます。しかし、第二新卒を意欲的に採用している会社は6割程度はあると見られています。これは、仕事を辞める理由が必ずしも本人の問題ではないと分かっているからです。職場に問題があった場合や、仕事や会社とのミスマッチがあった場合なども、会社を辞める理由としては十分考えられます。

逆に言えば会社さえ合えばしっかり正社員として活躍できたことも考えられるのです。

第二新卒はあくまで若手とみられているので、就職をするうえでも未経験の仕事を目指すことも有効と思われます。正社員の案件も多く存在するのが第二新卒の魅力です。厳密に言えば中途採用ではありますが、言葉の通り新卒採用と同じような心構えで就職活動に臨んでも大丈夫です。ちなみに、逆に本当の中途採用の場合は働きたいという熱意だけでなくどのように自分が即戦力となれるのかもしっかりと示す必要があります、

若差による可能性や、企業風土への染まりやすさを考えても第二新卒を雇うメリットは企業にあります。ただ漠然と第二新卒を狙うだけでなく、レベルアップを考えたうえで転職先を選べることも、良い理由になると思います。

他の志願者と差をつける履歴書・職務経歴書の書き方

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第二新卒は若手だからこそ採用に意欲を持ってくれることは上記のとおりです。求める人材とうまくマッチングできるように努めればうまく就職できるでしょう。しかし、第二新卒で悩んでしまうのは職務経歴書や履歴書ではありませんか?

新卒の時であれば学生時代に頑張ったことや、自分の過去の経験に基づいて履歴書をかけましたが、第二新卒の場合は就業経験がある以上職務経歴についての説明や会社を辞めた理由もしっかり伝えなくてはいけません。

ところが、第二新卒と言われる段階では職場で目立った実績を出せていないことが殆どです。多くの人間がそうである以上、職務経歴書に華々しいエピソードをかけないことは特に問題ではありません。むしろ、採用する側もその状況を分かっています。そうである以上、どのように職務経歴書や履歴書を工夫して欠けるかが問われるのです。

まず、文章が読みやすいことが第一です。書類は内容以上にその印象が評価を決めます。そのため、良いことが書いていても読みづらいと思われたら採用の道が遠のきます。担当者は書類の印象を5秒もあれば判断しています。そのため分かりやすい文章を心がけましょう。

つぎに、前職での自分のあらましと入社したい意欲を誠心誠意書くことです。前職については実績が出せていない以上は、どのような点に工夫し心がけたのかを中心的に書いていきます。さらに、退職理由もポジティブなものが書ければなお良いです。そして、入社意欲についても以下に会社に入りたいかを述べます。やはり、会社の悩みとして社員が定着しないことは大きいので、意欲の高さは大きな評価ポイントになります。

そして、あなたのPRできる点が会社でどのように生かされるのかを具体的に書くのです。これは企業が役に立つ人材を求めている以上、当然の配慮と言えます。自分がどんな人間で何をやってきたのか、それはあなたではなく相手のために書くことが社会人の基本ですよ。

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